演劇部では創部当初から『艶技』という稽古が行われてきた。複数の男女が同じ場所で関係を持つその風景は、女性の艶やかさを磨くための修行という名目だが、実質は自由奔放な環境となっている。登場人物たちもこの稽古を積極的に楽しんできた。しかし文化祭で上演する脚本が届くと状況は一変。これまでのコメディではなく純愛ものだったのだ。恥じらいを失った自分たちが純愛のヒロインを演じられるのか。その答えを求め、普段とは違う受け身の関係へと舵を切る。そこで登場人物たちが再発見するものとは。
この作品の特徴
- 創部当初から続く『艶技』という名目の独特な稽古環境と、そこでの自由奔放な雰囲気
- 文化祭に向けた脚本が純愛ものであることで生じる、登場人物たちの危機感と葛藤
- 積極的な関係から受け身への転換を通じて、恥じらいと純愛の感覚を取り戻していく過程
