単身赴任中の娘と、夫を亡くした母が、昔から想いを寄せていた義弟と同居する事になった。兄から託された面倒をみるという名目で始まった共同生活は、やがて異なる局面へ。家業を押し付けられた義弟の抑圧された感情が一気に解き放たれ、二人は逆らう事を許されない状況に追い詰められる。母と娘という立場の違いがもたらす緊張感と、相互の関係性の変化を軸に、139分の長尺で丁寧に描かれる。
この作品の特徴
- 夫の死という喪失感の中で、二人が置かれた不可抗力の状況設定
- 母娘という異なる立場にありながら共通の運命を強いられる緊張関係
- 兄への義務という名目の下で進行する支配と服従の関係性
