彼女との結婚を考えていた主人公の日常が、一本の大雨で壊れていく。親し気に接してくる妹のりんが、ズブ濡れで避難してきた瞬間から物語は転機を迎える。停電による恐怖心、身を寄せ合う緊密さ、そして触れた肌のぬくもり。複数のシーン―浴室、食事の後―を通じて、二人の関係は何度も求め合うほどに深まっていく。背徳感に揺れながらも、朝が来るまでの時間を描き切った作品。
編集部おすすめポイント・見どころ
- 停電という非日常的状況が生み出す、二人の距離感の変化と心理描写の層厚さ
- 浴室や食事後など、複数のシチュエーションで展開する二人の関係の移ろい
- 吉良りんの親し気な所作と、変わっていく表情の芝居の質感を追う119分の構成
